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Huencompublic

『芸術の拡張ーThe arts respect the arts.』ー辻廻 六十




バウヒュッテは僕たちにとっての〝アウトノミア〟なんだ。



バウヒュッテは僕たちにとってのアウトノミアなんだ。これから始まるのは、法も税も暴力を通さない空家占拠と自治権の確立を目指して行われた〝公共的スクウォット〟という〝インスタレーションアート〟である。

でも、これは「知識」の世界の芸術運動ではなく、無名のシチュアシオニスト人々による「転用」=ずらし(ディトルヌマン)を使った社会運動なんだ。

アッサンブラージュ、最も単純な物事を寄せ集めることから始めてみようじゃないか。
だからこそ、この素晴らしい新たな冒険に僕たちと一緒に出発しようって、きみを誘ってるんだよ。

僕たちはとても混乱しながら探求を進めているんだ。でも、ぼくはこう確信しているんだ、このテロや災害の続く何年かは、なにはともあれ、ぼくたちが存在の新たな次元を発見することを可能にしてくれるだろう。

ヒューエンコムパブリック、芸術とはなにかを理解するということは、次のことを理解するということでもあるんだ。
日本の危機的状況の原因の根本は「家」にあって、地球規模での〝家と地区の再構築〟の観点から、初発的に「家」の形象を全ての始まりにするべきなんだ。

「家」の強みは、それが存在の内部に生きているということ、存在を完全に包囲することができるようになるまで、そのどんな小さな欠片をも自分のものにすることができるということなんだ。
そして、芸術はいかなる具体的存在も必要とはせず、価値創出のすべての決定に対して、つねに先んじるのが芸術なんだ。

個人個人の共同体として、公共圏としての「家」の内側に芸術が実存しなければ、学者や議員のランガージュ言語表現やシーニュなど単なる豆知識にすぎないんだ。


社会的な具体的形象を示さない芸術を続けることは、未来に対して新たな贖罪のアクチュアルを負うことになるんだ。社会は単なる政治的な力関係や権力装置ではなく、それを信じる主体同士の関係の中で発生するものなんだ。モリスのアーツアンドクラフツ、ヴォイスの社会彫刻や芸術の拡張という芸術の文脈では何も変わらないんだ。

そして、その答えが「家」アーキテクチャと「地区」リージョンだったんだ。

1970年代から始まった日本社会に巣食う完全崇拝という魔物に対する僕たちの闘争は、つまり、「完全」というクオリアの問題は、僕たちに突きつけられた壮大な命題だった。

ヒューエンコムパブリック、人権、環境、共同、公共を形象するのは、コミュニズムでもリベラリズムでもない、圧倒的な美意識を持ったヒューマニズムだ。

「芸術」をスタティックな、シンボル的な、モニュメンタルな造形物として捉えるのをやめ、人間の動的なアクションのなかで考え、世界中で群発的に圧倒的なパラダイムシフトを呼び起こすことができるのは、普段、役に立たない人間だけだ。

つまり、これは「芸術家」の仕事なんだ。
僕たちはようやくこの問題の核心にたどりつくことができたんだ。

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